数年前に六本木のマリネッラで一本だけネクタイを買った。以来、フェアなど開催の通知が届くようになった。
その手紙が美しいのである。今回はこんな感じの案内だ。
まるで、お洒落なCDのジャケットみたいだ。
以前はネクタイの形をしていたりと趣向を凝らしている。
開くとこんな感じ。22日はコーディネート販売会で予約が必要とのこと。
E.Marinella Napoli | マリネッラ ナポリ
マリネッラのネクタイはよい。買ってよかった。
わたしは酔っ払って買ったわけであるが、もし、素面だったらネクタイ一本にユキチ三人を費やすことなどあり得ず、酒の勢いというのも時によってはプラスに働くものだと感心したものである。
では、なぜ素面では買わないのか。2本目3本目を買わないのか。
マリネッラのネクタイには確かに三万円の価値がある。ベンツには一千万円の価値があるだろう。だが、車に対してどれだけ金を使うかというのと同じ問題で、ネクタイ一本にどれだけ金を出すか、ということである。
今回のフェアではマリネッラのナポリ本店に置いてある貴重な生地とか、50オンスのスペシャルタイとか、食指が動くのがたくさん。困ったものである。