2018-03-18 不死の島 を読んだ 02 小説作品 献灯使 (講談社文庫) 作者: 多和田葉子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/08/09 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 献灯使に収録されている短編。不死の島。普通に不死の鳥と読み違えていた。献灯使の下敷きになる作品で、この作品によって献灯使の設定が作られた感じだ。ドイツに住む日本人が原発事故が起きた日本の状況を伝聞によって知るという話し。その伝聞の内容は突飛なもので、その突飛さを日本に関する無知でありバカらしいと、笑うのであるが、献灯使ではその突飛なものが現実となった世界を描く。順番的にはこの作品を読んでから献灯使を読んだ方が面白いかも知れない。逆でも十分面白いが。