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YOGA BOOKを買った

 

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出張中である。以前にも書いたが、わたしは出張先のホテルで、一人静かに読書やらPCをいじくっているのが大好きである。ビールとアイス、たまにポテトチップも食べる。

なのに、前回のホテルはなんと冷蔵庫がなく、着いて早々アイスを食べる羽目になり、ビールもぬるいのを飲んだ。あきらめて早寝した。田舎のホテルはたまに想像を絶することがある。

今日は場所が都会であったせいか期待値が高すぎた。築年数はきっとわたしよりも年上だ。そして、冷凍庫は付いていなかった。概して、フロントに歯磨きやひげそりが纏めて置いてあるところは、その時点で期待してはいけないということだ。

そんな出張の相棒はASUSの13.3ノートPCであったが、ちびに水をかけられて沈黙。YOGA BOOKを買った次第で、いままさにこれを書いている。以下、レビューのようなものを記す。


前と同じ13.3インチのノートにしようかと思っていたが、YOGA BOOKをみたら惚れた。ハロキーボードは使いにくいと評判であるが、わたしは真っ黒い板にキーボードが浮かび上がるのが、まるで未来のようで、実に気に入っている。ミスタイプは普通のキーボードよりも若干多くなった感じ。

ハロキーボードは打っている感覚がないから、バイブとか音とかで打っている感を出せるようになっている。わたしは五月蠅いのでバイブも音もオフにしている。打てているのかどうかわからないなどということはない。なぜなら、画面を見ながら打っているので、画面に反映される文字こそ打てていることの証明である。

そう遠くない将来、このタイプのキーボードが主流になるだろう。打鍵は静かであるし、隙間に埃が入ることもない。そして、パネルにしておけば、様々な使い方ができる。例えばこの製品のようにペンタブでもいいし、デュアルモニターにしてもいい。友人に見せびらかすと、「なぁんだ。こっちはモニターになんないのか」と鼻で笑ってくれた。

わたしはペンタブは使わないし、いまのところ手書きとデジタルの融合に必要性を感じていない。それでもYOGA BOOKはかなり気に入っている。まず、電池がかなりもつ。一日中使っていても電池が切れたことはない。iPhoneよりももつ感じだ。

そして軽い。この軽さと薄さの実現もキーボードをタッチパネルにしたからだろう。13.3ですら持ち運ぶとき億劫であったが、このPCは苦にならない。

欠点もある。まず、マイクロUSBしか付いていないので普通のUSBが刺さらない。給電も思い道理にいかず、Blu-rayドライブは給電用のUSBを接続しないと動かなかった。
マイクロSDカードも安全ピンを使わないと取り出せない。SDカードを使いたくとも、先の細い何かがないとアウトだ。

なによりも困っているのがendキーがないこと。わたしは最近絶滅が危ぶまれている一太郎ATOK派である。ATOKは辞書を引くときendキーを使うのである。キー割り当てとか解決策を探さねばならない。

PCにこれほどときめいたのは久しぶりだ。この製品は何かを持っている。人間を魅了する何かを。ハロキーボードか、薄さか、軽さか、電池の持ちか、それはわからない。使っていわくわくし、持ち運んで楽しいなどというPCは未だかつてなかった。小さいノートかタブレットを検討している人は、これも選択肢に加えてみるといいと思う。