(100日連続更新23日目)
キャッチコピーは短い文でイメージを喚起するものである。自分も、小説を発表するようになり、販売サイトに載せるためのキャッチコピーをいろいろと考えるようになった。
最初に、これいいな、と思ったコピーも、翌日になってみると色あせてたり、使えないと思ったコピーが別のものと合わせてみると香ばしくなったり、言葉とは面白いものだし、奥深いものだとつくづく感じる。
字数に制限がなければ、いくらでも説明できる。それこそ、作品本体でもいい。字数制限というのは、物理的な制約だけではなく、もっと積極的な意味での制限だと思う今日この頃。
どんなに優れた作品も、読んでみようと思ってもらわなければ、手にとってもらえない。読んでみようと思わせるコピーは短ければ短いほどよい。原稿用紙三枚ほどの宣伝文章は、その宣伝文章を手に取らせるための更なるコピーがいる。
一番簡単なコピーは有名人の名前などだ。誰々が書いているから、という理由で手にとってもらえる。タイトルもコピーの一種かも知れない。
しかし、純粋な意味でのコピーではない。
ジブリのコピーはなかなかよく出来ている。作品もいいからなおさらだ。特に自分が好きなのはトトロのコピーである。作:糸井重里
「このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。」