文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

囚われている心、ストレスについて

人生に懸案事項はつきものである。三日くらい、心も体もなにものにも囚われることなく、本を読んだり、東京をブラブラしたりと自由な休暇を過ごしたい、といつも思う。 が、その三日後にどうせなにか控えていて、心が解放されることはない。おそらく、死ぬま…

今週のお題「お引っ越し」 昔の家、今の家

今週のお題「お引っ越し」 一年ほど前に新築の家に引っ越した。 新しい家は新しいなりに綺麗で、広くて、快適である。 しかし、昔の家も好きだった。 昔の家は驚くほどぼろい。すきま風が吹く。電車が通ると地震のように揺れる。天井裏をネズミが駆け回り、…

ローカルとグローバル、個人と他者。言語の翻訳、思考の翻訳について

この動画のスエーデンアカデミー云々の話を聞いて思った。 http://youtu.be/bh_1RnV1q5U スエーデンアカデミー曰く。 「どんなにグローバル化が進んでも、文学は固有な文化を孕む。現代文学は二重の背景を持つ。国民文学と世界文学である」 もっといってしま…

死後の名声 過去 未来 現在

マルクス・アウレリウスの自省録は好きな本だ。 この本は人生の虚しさ&尊さのようなことが書かれている。 虚しさとは、時間という永遠と、人生という有限を対比させ、無限の中の有限は所詮消滅して忘れ去られる存在だからである。 どれほどの財をなそうとも…

小説における会話 会話の対象が突然変化してしまうようなことはないか

講談社文庫から鴻上尚史氏著のあなたの魅力を演出するちょっとしたヒントという本が出ている。 声のヒント、身体のヒント、言葉のヒントなどがあるのだが、言葉のヒントが小説を書く上でヒントになるような気がした。 言葉には 第一の輪=モノローグ 第二の…

アンパンマンではないが、なぜ生まれて、なぜ生きる?

なぜ生まれて、なぜ生きているのか。これが分かるのは大哲学者か論理学の天才か。この問いに答えられないのは、不完全性定理的な論理的な問題なのか、それとも、もっと詩的な問題なのか。答えなどがないから答えられない、と言うならば、なぜ答えがないのか…

なぜ小説を書くのか

小説を書くというのは非常に労力がいる。調べ物をしたり、執筆という物理的な労力だけでも相当である。 売れている作家なら、労力に見合った金銭的報酬が得られるだろうが、そうでないものにとっては、小説を書く時間があるくらいならば、コンビニでレジでも…