わたしはウーマン村本氏とは全く相容れない思想であったが、図らずも今回のコロナに関しては、氏の考えがよくわかるので、複雑な心境である。
はじめに言っておくが、わたしがコロナを馬鹿にしているのはたかだか70人ほどの犠牲しかなく、もしこれを問題視するなら、交通事故の死亡者のほうが多いわけで、車が走っている限り政府は緊急事態宣言を出さなければならなくなる。
これがもし、1万2万死んでいたらわたしもビビる。故に、欧州で起きていることは端倪すべからざるものだと認識している。だからこそ、日本の焦燥ぶりが滑稽に映るのだ。
ただ、わたしとウーマン氏、もしくはコロナ礼賛派に違いは、人類など滅亡してもいいと思っているか否かである。わたしは人類の滅亡には賛同しかねる。しかし、この世界には心から「人類は滅亡した方がいい」と思っている人がいる。その人達に対して、コロナの危険性を説けば説くほど、彼らの高揚感を高める作用しかない。
ウーマン氏は日本が(日本政府が)滅亡した方がいいと思っているのだから、コロナ対策に消極的なのは自明である。