人生の中で掛け値無しで楽しいことは稀である。年に数回の旅行か、多くても月に一回充実した休日があればいい方だ。または、毎日が休日ではあるけれども、365日納得のいかぬ日々を送っている人もいるだろう。
面倒くさい雑務、創造性のかけらもないルーティーンワーク。胃が痛くなるような他者との関わり、暴れ回る子ども、満員電車、二日酔い、etc、極めつけは将来不安。
そんな日々を楽しくする唯一の方法が、日々の苦痛を楽しいと思うようにすること。自分は、その技を習得したわけではないが、出来るようになるヒントのようなことを発見した。
それは、ひたすら学問を積むこと。哲学をすることである。哲学は真、善、美、の探求であり、これまでの哲人がある程度までは歩みを進めてくれている。
学問、哲学を行うことは、この意味不明な人生の磁石となる。どこに行けばいいかはわからないけれども、どの方角に行けばいいか、その理屈を教えてくれる。なぜ学問が好きなのかと聞かれたら、上記のように答えるかも知れない。
