文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

9人の翻訳家 囚われたベストセラー を観た

 

 

大どんでん返しが売りの作品である。

 

ただ、あまりにも現実離れしていてちょっとついて行けなかった。

あらすじは、ベストセラーの版権を手に入れた出版社社長が、世界同時出版を目論み、翻訳家を地下室に閉じ込めて(ネタが流出しないように)、翻訳をさせるというもの。

 

あらすじだけで現実離れしていないか?

   

 

 

 

ネタバレ注意!

 

 

 

 

事の発端はデダリュスの作者(この作者は正体を現さない覆面作家)が、「翻訳者を地下室に閉じ込めて翻訳させるなど、創作に対する敬意がなっていない!」とぶち切れて出版社を変えようとすることから始まる。

 

しかし、一応みんな自由意志で参加しているし、普通に翻訳をして帰るだけならなんの問題も起きなかったはずだ。

 

つまり、創作に対する敬意云々で古本屋の店主も殺されるわ、翻訳者数名も撃たれるわ、とんでもない騒ぎになる。

 

ミステリーは荒唐無稽で結構なのだが、ちょっとついて行けなかった。