月曜から日曜まで毎日違う人格が現れる。主人公は火曜日。本当ならば目が覚めると次週の火曜であるはずなのに水曜日がおとづれていた! というもの。
ネタバレ注意
曜日ごとに違う人格が現れるという一発アイディもの。
辛口に評価すると、この設定を活かしきれていないのではと思った。
最後は月曜と火曜が残る。結局、冷酷な月曜が残るが月曜はみんなの復活を望む。ちょっといい話で終わっている。
それぞれの人格を尊重するのか、それとも、一つの体に一つの人格というノーマルを求めるのか。
意外に純文学的テーマである。このテーマを活かすのであればラストは安易であると言わざるを得ない。