わたしを含め、どいつもこいつも金金金。二言目には生活生活。命とは、金と生活のためにあるのだろうか?
もっと崇高な目的、正義とか、理想とか、真善美とか、そういうもののために生きられないのだろうか。
そう問うと、崇高な目的のためにも金金金。生活が安定しなきゃ、となって堂々巡り。
そこで、禅語を読むと面白い。全てをひっくり返す感じである。
一つ紹介すると、
「人、橋上より過ぎれば、橋は流れて水は流れず」
イマジネーションを働かせて欲しい。橋を渡って振り返ると、橋が流れていて、水が止まっている。この想像しがたい意味不明さこそ、現代日本に必要なのではなかろうか。
固定観念にとらわれては駄目なのである。
固定観念を外して、金を儲けよ。ちがうか。