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茶席の禅語2

 

よくわかる茶席の禅語〈2〉

よくわかる茶席の禅語〈2〉

  • 作者:有馬 頼底
  • 発売日: 1993/12/01
  • メディア: 単行本
 

 

わたしを含め、どいつもこいつも金金金。二言目には生活生活。命とは、金と生活のためにあるのだろうか?

 

もっと崇高な目的、正義とか、理想とか、真善美とか、そういうもののために生きられないのだろうか。

 

そう問うと、崇高な目的のためにも金金金。生活が安定しなきゃ、となって堂々巡り。

 

そこで、禅語を読むと面白い。全てをひっくり返す感じである。

 

一つ紹介すると、

 

「人、橋上より過ぎれば、橋は流れて水は流れず」

 

イマジネーションを働かせて欲しい。橋を渡って振り返ると、橋が流れていて、水が止まっている。この想像しがたい意味不明さこそ、現代日本に必要なのではなかろうか。

 

固定観念にとらわれては駄目なのである。

 

固定観念を外して、金を儲けよ。ちがうか。