文学・文具・文化 趣味に死す!

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おにぎりをユルく握るは日本の闇

昨日、食品添加物、食品業界、医薬品業界、小売業界についてのもろもろを書いたが、わたしは、あの「おにぎりはゆるく握る」というプロパガンダこそ、まさに日本の闇だと思う。

 

おにぎりをゆるく握る? はぁ? 

 

おにぎりは渾身の力で握らなければいけない!

 

なぜなら、その方が小さくなるし、崩れにくいからである。そもそもおにぎりは携帯食なのである。

 

おにぎりがなぜ三角形か諸賢はご存知だろうか。ご飯を手の中で圧縮してみればすぐに分かる。もっとも圧力をかけて握り固めようとすれば自然にあの形になるのである。

 

では、ふわっとゆるく握って喜ぶのはだれだろうか? 小売りである。コンビニである。コンビニのおにぎりが携帯食のように固く小さく圧縮されていたら、売れない。材料費も余計にかかる。

 

コンビニのおにぎりは確かに美味い。だが、あれはおにぎりではない。おにぎりに似た別の食べ物である。たぶん、握っていない。あれこそオニギラズではないか?

 

そして、家庭までも、携帯食であるという記憶を失い、ふんわり握るなどという本末転倒なおにぎりが出来上がったのである。オニギラズのほうがむしろ語義的には潔い。

 

斯くして、日本から本来のおにぎりが失われて久しい今日この頃である。

 

ネットを渉猟していたら良い記事があった。

nlab.itmedia.co.jp

 

 

おにぎりレシピ101 (だいわ文庫)

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