筒井康隆原作の映画である。他人と夢を共有でき、他人の夢に入り込む機械が盗まれる。その機械を使っているものの夢に入り込み、犯人を捜す、というあらすじ。
わたしは夢について色々な解釈をしてきたが、この映画に出てくる夢は、夢か現実、それが実に曖昧に描かれている。つまり、現実は夢の延長で、夢は現実の延長なのだ。そもそも、夢と現実は境界や主従関係などなく、夢は現実の中で起こることとも言えるし、現実が夢の中で起こっているとも解釈できる。なかなかそう解釈するのは難しいが。
インセプションという映画があり、これも夢と現実の境が曖昧だったり、夢のさらに夢の中に入り込むなど、いろいろ手が込んでいる。お気に入りの映画である。おすすめである。
本作は映像が圧倒的だ。この圧倒的な映像は小説でどのようになっているのか、興味のあるところ。amazon書評でも非常に高評価なので見つけたら読んでみたい。
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