文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

硯の砥石

最近、ちょっとまじめに書道をやっているのである。

 

で、墨がなかなか擦れないな、と思ったので、もう20年近く使っている硯だったからちょっと研いでみることにした。

 

 

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これが硯用の砥石である。なんかその辺に落ちている石と大差ない感じ。

こいつを墨をおろすのと同じ要領でスリスリするのである。

必ず、水を使うこと。

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で、硯を研いでみたのであるが、果たして墨がよくおりるようになったのか。

 

ちょっと擦ってみた感じだと、なんとなく、少しおりやすくなったような気もしないではない。

 

 

 

 

墨池を買った

 

諸賢は墨池をご存じだろうか。墨池とは墨液を貯めておく容器である。学校の書道では、墨を使わないくせに硯を使う。硯を墨池がわりに使っている。正直謎である。最初から墨池を使った方が遙に合理的だと思う。

 

では。じゃーん。本物の墨池を買ってしまった。

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おー。割れないようにフカフカに包まれている。

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蓋は超重要なのだ。墨は擦っているうちに蒸発してしまうから。

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おしゃれな取っ手がついている。

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注ぎ口もついている。使うことはなさそうだが。

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さて、墨池を購入した理由は条幅を仕上げなければならないからだ。条幅とは136cm×35cmの大きさの紙である。半切(はんせつ)とも呼ばれる。

 

わたしが所属する流派は墨液は御法度で、バレたら一発破門である。

 

しかし、小さい硯しか持たぬわたしは、セコセコ墨を擦っては墨池に移すという作業を繰り返さなければならない。

 

以前はプラスチック製の安物を使っていたが、気が乗らないので、瀬戸物製に替えてみた、という次第だ。

 

 

 ↓プラスチック製

墨運堂 墨地 陶器 N-60 黒 26501

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うむ。やはり瀬戸物製の方がやる気が出る。間違いない。

 

「道具から入っちゃって格好つけて、下手くそのくせに笑っちゃうよ」と同居人からあざ笑われるが、趣味は道具から入らなければ駄目だ。上手い下手の問題ではないのである。そのことが分からぬ同居人をわたしが笑うという、おおよそ書道の精神とはかけ離れた状態の今日この頃。

 

 

弘梅堂 墨池 青磁 小 筆置き付

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ぼんじり を喰った。

ぼんじりが激安だった。100g=35円。買ってしまった。

 

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ぼんじりに豚テールほどの不安は覚えなかった。なぜなら、ぼんじりは焼き鳥で年中喰っているからである。美味いことを知っているあらである。

 

ただ、買ったぼんじりはデカかった。血管も生えていた。骨もついていた。これで良いのかどうか分からないが、とりあえず焼いた。

 

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デカいから結構時間がかかった。

 

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美味そうではないか。未知の食べ物には、まずは塩胡椒と決めている。塩胡椒で喰ったが、べらぼうに美味い。ただ、骨があって食べにくい。この骨は除去して食べるらしい。そうすると、焼き鳥で出てくる大きさのぼんじりになる。

 

中に黄色い怪しい物体が入っていた。調べると油壺というものらしい。除去しても構わないが、そのまま喰ってもコクがあるとのこと。見た目は悪いが、味はあまりしなかった。面倒なので除去しなかった。

 

甘辛く、ネギと炒めてぼんじり丼にして喰ったら最高なり。

 

安くて美味い! 骨を取るちょっとした手間がいる。

 

ぼんじり、お薦めなり。