文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

杉田水脈議員の「生産性がない」論文に関する感想。

Skeltia_vergber on the Web : 杉田水脈著『「LGBT」支援の度が過ぎる』を全文書き起こす(転載歓迎)

 

杉田さんは全文を読めば趣旨が違うことがわかる、という。全文を読んだ感想を言わせてもらうと、論文の主旨は、生産性云々、の話ではないが、書かなくてもいいことを書いたという感じ。この生産性の段落がなくても、この論文は微塵も趣旨がかわらない。むしろ、趣旨が明らかになる。

 

本人は、ゲイとかレズとかには生産性がないので税金の投入はすべきでない、と間違いなく信じている。だから、それを直球で書いて批判されるならともかく、話のおまけでくっつけたのが非難されたので不本意なのだろう。

 

論文の主旨は、

LGBTなどという多様性を認めてしまうと、犬と結婚させろとか、ロボットとの結婚を認めろ、とか際限がなくなる。そういう国は嫌なので、まずは、LGBTからそんな権利を公認するのはよせ。

日本は欧米と違いすでにLGBTの存在は黙認されていて、欧米的は迫害は存在しない。故に、ピーチク騒ぐのは下策。

みたいな感じだ。

正直、子供らしい純粋な論文だ。いちいち目くじらを立てるほどのことはないと思うし、こういう率直な感覚をもった議員が、後先考えずに思ったことを発表する。そのこと自体をとがめるべきではない。

 

新潮45 2018年08月号

新潮45 2018年08月号

 

 

日本酒飲み比べ 生貯蔵 冷酒 6本セット というのを買った。美味い日本酒とは

こんな感じで入ってくる。

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結論からいうと、大失敗であった。よくまぁ、ここまで不味い物を集められたなと感心する。しかし、飲み比べられたのでよしとしよう。
あと、不味いというのはわたしの主観的な感想なので、中には美味いという人もいるだろう。その辺は了承していただきたい。

さて、まずわたしが美味いと感じる酒はなにか、それを一つ紹介する。
菊姫山廃仕込み

 

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これは文句なく美味い。いまこれを書いている時点でよだれが出てくるほど美味い。ああ、早く飲みたい。

 

それでは6本セット、ベスト6から発表。

ベスト6位
八重壽=薄味というより、薄めたという感じ。香りも特になし。

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ベスト5位
越後桜=味はまぁまぁなのであるが、原材料に糖類と酸味料が入っている。なんとも邪道な。味は調ってはいるがコクはなし。

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ベスト4位
多聞 爽=さわやかなだけ。薄味。コクも香りもなし。

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ベスト3位
四万十川=鋭い酸味。辛口。とにかく酸っぱい。六本の中で唯一純米。

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ベスト2位
醉心=樽酒のような味。なかなか美味し。香りもする。後味もちゃんとしている。葡萄の香りがする。

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ベスト1位
朝しぼり=味も香りもしっかりしている。コクもある。甘口でわたし好み。すこし甘ったるいくらいである。

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総評。1.2.3位までは飲めるが、それ以降は料理酒だな。しかし、日本酒といっても千差万別。全然違う。よく、日本酒は苦手です、という人がいるが、きっと不味い日本酒に当たったのだろう。その辺の居酒屋で出てくる日本酒は基本的に不味い。美味い日本酒に出会わずに、日本酒が嫌いになってしまうのは不幸である。もし、日本酒に興味がある人は菊姫をぜひやってもらいたい。

 

 

菊姫 山廃純米(石川) 720ML 1本
 

 

テイキング・チャンス 映画感想レビュー

 

 

ぱっと見意味不明なタイトルである。

チャンスはチャンス・フィリップスという人の名前。

テイクは、持っテイク、連れテイクのテイクである。

つまり、チャンス君を連れて行く、というような意味。

 

ネタバレもなにもない作品。まさに、純文学作品である。

 

内容は、家族が大事で戦場に行く決意が出来ない士官が、戦死した兵士をその家族のもとへ送り届ける「護衛官」という任務に就く。

アメリカという国は、戦死した兵士の遺体を家族のもとに大切に送り届けるということをする。

その道中、アメリカ国民は、国のために散華した兵士に敬意を表する。兵士を送り届ける「護衛官」は戦死した兵士と同じ敬意を受けながら旅をする。

一時間ちょいの作品。実に素晴らしい作品であると思う。

 

さて、タイトルである。原題を妙な邦訳にして台無しにしてしまうことは多いが、さすがに、テイキング・チャンスのままでは、スルーされてしまうのではなかろうか。そこで、邦題を考えてみる。

「国のために死す」

「戦死者の護衛官」

「戦死者を送る旅」

アメリカ軍の文化」

「戦死者に対するアメリカ社会のあり方」

どれもパッとしない。邦題、難し。