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サルとトラ ラオス・モン族の民話 を読んだ。

 

サルとトラ―ラオス・モン族の民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅2)

サルとトラ―ラオス・モン族の民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅2)

 

 

絵本である。子どもには不評は絵本であるが、わたしには面白かった。猿が虎を騙して虚仮にする話である。

 

猿は虎に「太鼓を叩きませんか?」と言って誘い出す。蜂の巣を指して、「あれが太鼓」という。虎は蜂の巣を叩いて刺される。

 

その猿を食い殺してやろうとすると、「ぼくは太鼓の猿じゃない。タケノコの猿だ」といって、「タケノコを食べませんか?」

 

これの繰り返しである。

 

つまり、この民話の教訓は、相手の言うことは疑え、ということである。虎は驚くべきバカッぷりで猿に騙されまくる。そして、騙されないためには智恵が必要だと言うことである。

 

単純な話であるが、含蓄のある絵本である。