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小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

結ぶ 背面の美

最近着物を着ている。

オフハウスでも売ってるが、こんなサイトを見つけたので、思わず注文してしまった。

www.net-shinei.co.jp

 

繁忙期らしく、注文して一週間、やっと発送の連絡が来た。

結ぶ、とは、もともと「むす」から来ている言葉だという。

 

はじめて作る家中みんなのゆかた―ミシンでも手縫いでも作れる (Heart warming life series)

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 この本によると、「むすぶ」は「生す霊」とのこと。

息子、娘は「結びヒコ」「結びヒメ」から生まれた言葉だと。

 

日本語源広辞典

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 いつも使っているこの本によると、

「生すこ」「生す女」とのこと。

どちらにしろ、結ぶとは「生まれる」の意味があるとのこと。

 

結ぶとき左右を結ぶ。帯の場合左右に名前がついていて、タレとテという。ひとつに結ぶとき愛が生じるのでその造形は無限だという。着物の帯結びは、服飾史上世界に類を見ない「背面の美」とのこと。

 

美しい書きぶりだ。しかし、わかる気がする。着物は見直される可能性が高い。というのも、古着が出回って安いし、なにより着やすいし、格好いいし、右傾化しているらしいし。

 

女物は知らないが、男物は4千円もあれば一通り揃う。やっぱりネットではなく、最初は古道具屋がいいかもしれない。身丈の長さがあるからだ。男物は基本、身長×0.85である。170センチだったら144.5であるが、もうちょっと短くても平気だ。長いと引きずる。