文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

女物の着物を着てみた

女物の着物をはじめて着た。男物より遙かにアイテムが多い。男の帯は腰を締める。しかし、女物の帯は乳首の下5センチほどの場所を締めるのである。20センチほどの幅広の帯であるが、最後に絞める袴が一番強烈に締まる。

男物同様、背もたれに寄っかかると帯が邪魔になる。
まず右の襟を止めて、躰を回して引っ張り、左の襟に止める、着崩れ防止も付けた。

袂は貫通していて、物を入れると落ちる。帯の位置が高いので、懐に物を入れるにしても少ししか入らない。iphone入れたらお仕舞い、って感じ。

振り袖で、異様に長い。男物の着物の袂の倍はある。袴の襞はインプリーツであった。
着用して三十分ほどしたとき、座ったら急に目眩がした。おそらく、帯をきつく締めていたからだろう。自分は二時間ほどであった、それでも結構大変だった。あれを着て一日過ごすのは至難の技に相違ない。


化粧もプロのメイクさんにやってもらうのは初めてで、口紅が衝撃的であった。終わった後ウエットティッシュで拭いたら、ティッシュが真っ赤になったので、落ちたのだろうと買い物などをして家に帰ったのだが、なんと大して落ちていない。マスカラやメイクはそのままだったので、完全なるオカマ状態で買い物をしていたのだ。LGBT大事である。
家に帰って洗顔料で洗っても、なんと唇の皺の中の紅が落ちない。唇を大きく開いて皺の中の紅を洗わなければならない。

マスカラをするときは膝の辺りを見ろと言われた。睫毛を摘まむ道具の端っこが、瞼に刺さっていたい。