たまに投稿する、面白いコピー。
このコピーの何が興味深いか。アグレッシブなところだ。
普通「野心」によい印象はない。野心をまとった政治家など最低である。だが、このコピーが許容できる理由は大学生の募集だからであろう。
年寄りは若者にアグレッシブさを求める。野心的な若者、ウェルカムである。
これが例えば、
「誠意を、まとえ。」とか「道義を、まとえ。」とかでは説教臭いだけである。
これが面白いのは、我々の精神は建前と本音は別なところにあり、言葉や想像で許容できることも、現実には許容できない、というところではなかろうか。
例えば、小沢一郎などは野心満々だが、無実の罪で検察に引っ張られ、国民からさんざん糾弾された。
もちろん、この野心と汚職的野心はべつものだというだろう。しかし、ならばヒトラーの野心を許容できるかと問われれば首をかしげざるを得ないであろう。
所詮我々の許容できる野心などは針の穴ほどのごく希にお気に召す野心でしかない。その微少な穴をついたこのコピーはやはり面白い。