文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

ししゃもが美味い。ブログの更新はサボっていたが筋トレはサボってない。

 

8日目のブランクを昨日終わらせた。

7日目の軽めの有酸素運動は駅まで走った。

 

金を貸すと返ってきたり来なかったり、まちまちであるが、本を貸すと大抵返ってこない。とくに、自分一押しの本を熱弁振るって賞賛して是非読んでくれ、と渡しても、相手にとっては荷物が増えた程度の感覚しかなかったりして、絶対に返ってこない。

 

というわけで、昨日貸した本が文庫になっていたので買ってしまった。

 

さて、この時期はししゃもである。北海道ししゃもは11月が旬だが、アイスランドししゃもは2月なので、はしりである。

 

ししゃもを広辞苑で引くといかのように書かれている。

シシャモ【柳葉魚】
アイヌ語)キュウリウオ科の海産の硬骨魚。ワカサギに類似し、全長約15センチメートル。北海道南東部に産。美味。

広辞苑 第五版 (C)1998,2004 株式会社岩波書店

 

この最後の、「美味」というのは編者の好みであろうか、それとも公然の真実なのだろうか。わたしは後者だと思う。

 

ししゃも料理は簡単だ。もはや料理とすら言えない。

グリルで焼くだけ。グリル焼きは時間がかかる。本を読みながらのんびり待つのだ。この料理の難しい点は、待つ、ことにつきる。

 

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われながら完璧すぎる昼飯を作ってしまった。魚の向きが逆? 画像逆さまにすればいいかなと思ったけど、二重に逆だったw ししゃもは頭からしっぽまで食べるので向きは関係ない? 渡し箸? 

 

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容疑者Xの献身 を読んだ

 

容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

 

 

非常に面白く、ぐいぐい読み進めてしまう。ページを繰る手が止まらなくなるのはミステリーならではかもしれない。

 

ネタバレ注意!!

 

ミステリーはすごいジャンルだ。話の内容は単に殺人が起きて、その殺人をいかにわからなくするかの工夫に過ぎないのに、300ページ以上もそのことについやして、かつ読者を飽きさせない。

マジックと同じで、最後にトリックが明かされると、感心すると共に、興味を失うのであるが。

ただ、最後はあまりにバッドエンドで悲惨だ。結局なにも残らなかった。全部バレて全部無駄骨になってしまった。

ガリレオが大活躍しなければならないのはわかるが、この作品に限っては殺人者にもちょっと花を持たせたくなる。そんな作品だ。

 

 

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身

 

 

学問をすれば立派な人間になれるか?

五日目のスクワットも無事クリアー。とりあえず三日坊主にはならずにすんだ。

30回のスクワットだが、かなり脚がぴりぴりきていた。4日後は40回。7日後は50回と増えていく。30日目のスクワットは100回だ。大丈夫だろうか。

 

筋トレをするのは、体を引き締めて、力を強くするためである。では、学問はなんの為にするのであろうか。

 

昨日の続きであるが、わたしが学問をする理由は、立派な人間になりたいからである。知識を手に入れることにより、今よりもマシな判断が出来るようになり、マシな人間になれるかもしれない。だから、学問をしているのだと考えていた。

 

西部先生の死は強烈だった。わたしの学問をする理由が揺らいだ。

というのは、学問を重ねた先に、氏のような立派な人間になれるだろうか、という疑問である。確かに、学問を重ねれば、広範な知識から最適な回答を得やすくなるかもしれない。しかし、それと立派な行動を取るというのは、知識の延長線上の話ではないように感じた。

 

どれだけ学問を積んでも、立派な人間にはなれない。なにも目新しくない普通の命題である。しかし、学問を辞めるか、と言えばそれは違う。学問と立派な人間という線は決して交わらないだろう。でも、その距離は近づくと信じたい。

では、なにをすれば立派な人間になれるのだろうか。立派な人間であるか否かは先天的なものなのであろうか。だとすると、先天的に立派ではなく生まれてしまった人間は、立派になろうと思いながら学問を積んで生きるしかないのかもしれない。