山形屋からDMが届いた。
今度はブリティッシュらしい。
最近、一周してクラッシックが流行りだしている。山形屋の新作もスリーピース推しである。柄もいたってシンプルだ。
プリーツの仕様が気になるところである。ブリティッシュということでインプリーツになっているのか。
わたしもブリティッシュスタイルのスーツを作ったことがあるが、ご覧のとおり、ウエストを絞り込むのだ。フレンチやイタリアンと違い、ジャケットはかなりタイトである。というか、タイトに着なければブリティッシュに非ず。
なので、ブリティッシュスタイルのジャケットのフロントボタンを留めると、動きにくい服がますます動きにくくなる。フロントボタンを留めないスリーピーススタイルを前提として作っているからだ。
フロントカットも大きく取られている。先ほども述べたとおりスリーピースで着ることが前提のジャケットだ。
ブリティッシュスタイルを纏うならば、スリーピースにする覚悟がいる。
さて、タダでさえ面倒くさくて簡略化が進むスーツ界、果たしてスリーピースは受け入れられるのだろうか。
ブルックスが潰れたのは記憶に新しい。
三陽商会もヤバい。
山形屋の株もだだ下がり。
山形屋が縮小してでも良質なスーツ、小物を扱う店として残ってもらいたい。