三月のライオンや十一月のある日、などは詩情溢れるタイトルだと思う。十二月の株価は漢字で書いてみたとしてもあまり美しくない。美しくないどころか、文字が欲望で滲んでいるようでエレガントでもない。この泥臭さはどちらかというとダンディズムに通じるものがあるのではなかろうか。
投資や貯金は生活感が溢れていてダンディとは別物だけれども、ギャンブルや投機はそのスリルがダンディの様な気がする。もともと競馬もカジノも上流階級の遊びであった。今の金持ちは競馬やカジノよりも非実体経済を好むのかも知れない。
株は馬に比べると当てるのはたやすい。これは数学的見地からも明らかである。上がるか、下がるか、確率はフィフティフィフティである。馬ではこうは行かない。
12月の株価は原油に左右されると思う。これが難しい。普通、原油と株価は逆相関であると思われる。なぜなら、原油価格が上がると、ガソリンを始め物価が上がり、消費が減少して不景気になるからだ。
しかし、一方、原油で儲けた連中が株を買いあさるので株価が上がるという現象もある。
また、東証の大部分を占める外国人投資家が、今買い越しているため、12月は売り越し、株価を下げるという情報があれば、年頭に憲法改正を争点とした衆議院解散があるので、それまではいかなる手を使ってでも政府は株価を維持する、などの情報もある。一体これらのなにを信じればいいのか、50%という数字が異様に小さく感ぜられるのである。
しかし、ニワカアナリストとして予想せざるを得ない。まず、原油価格はひと月くらいでは株価を左右するほど上がらないと観ている。さらに、安倍は年頭解散はしない。故に、12月の株価は1月に向けて下げると読んでいる。
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