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きく 聞く 聴く

たぶん諸賢も一度や二度や三度は言われたことがあると思う。

 

「聞く」は耳に入ってくる音が聞こえてくる状態。

「聴く」は心を傾けて人の話を聴く。

 

うちの小学校の先生は、「先生の話をちゃんと聴きましょう。聴くは耳と目と心とへそで出来ています」と言っていた。つまり、体を傾けて聴けという意味。へそとは、一番上に付いている+を指している。

 

実はその通りで、聞くは受動的であり、聴くは能動的なのだ。

ちなみに、見るは受動的で、視るは能動的。

故に、見聞、視聴というふうに使う。

 

では、日本語の「きく」とはどういう意味か。キンという耳に響く音が語源だという。キンという音に、「く」で動詞化。とすると、日本語の「きく」は受動的要素が強いのではなかろうか。