最近AI(人工知能)が流行っているが、今回のブームはどことなく不気味なのだ。人間の領域を侵されているというか、人類より強い知性の存在を許すというか、ヒエラルキーの頂点を掠め取られるというか。
ロボットの語源はwikiによると以下の通り。
「robot の語源はチェコ語で「賦役」(強制労働)を意味するrobotaとされている」
チェコの小説家カレル・チャペックが発表した戯曲『R.U.R.』に出てくるロボットは、アンドロイドみたいなやつで、日本語訳では「人造人間」と訳されていたらしい。
人造人間はともかく、ロボットの意識化は時間の問題である。その時に、強制労働的なことをさせることが出来るのか甚だ疑問だ。
知性と非知性を倫理的な判断基準にすること、これはサンデルが警告していることであるが、この分類はロボットの知性化が実現したときに諸々の矛盾を生み出す。
- 作者: カレル・チャペック,Karel Capek,千野栄一
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