(100日連続更新28日目)
自分はまず長い解説を書いてから、短い解説を書く。短い方は、解説というよりコピーだと思っている。長い方も、解説というほどの解説ではない。
ペンタゴンの地下見取図の長いバージョンは以下の通り。
正樹は偶然、大学時代の憧れの先輩と再会する。正樹は結婚した今も、その先輩に片思いをしつづけていた。
先輩の勤めるコンビニが火災に遭った。正樹は火炎の中に飛び込み人命救助を行うが、助けたのは女子高生のバイト。
助けた高校生と食事をしたところ、妻に浮気と捉えられ、冷え切った夫婦関係の離婚の引き金になる。
出来婚とはいえ、正樹は幸せを望んでいたはず。が、どこかで歯車がおかしくなった。
授かり婚をして七年の夫婦が、離婚に至る最後の二週間をえがいた物語。
短いバージョンは以下の通り。
ただ遊んでいただけの男女が、図らずも授かってしまい、授かり婚をして七年。離婚に至る最後の二週間をえがいた物語。
さて、これをさらに短くして、ザ・コピーとするにはどうしたらいいか。
と、こんなことを考えているのは、ポスターを作ろうと考えているからだ。もちろん、リアル空間にではなく、ネット空間で。リアルでは、金もないし張る場所もない。自分の部屋に張ってもいいが、そこまで自己満にかける余裕がない。
では、さっそくコピー候補を挙げる。
「授かりました。別れました」
「夫婦、最後の二週間」
「人生の歯車はうまく回らない」
「七年は二週間へ消える」
「離婚とは、こういうことさ」
最後は紅の豚をぱくった。うーん、悩む。悩み多き人生。