文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

不道徳教育講座 を観た

 

 

 

三島の不道徳教育講座は面白い。それを映画化するというのだから、一体どんなものだろうと興味を持った。

 

しかし、三島の作品とこれは全然違う。三島の作品にヒントを得て作ったくらいのものだ。

 

映画は一本、シナリオが通っていて、エッセイとは全然違う。

 

ただ、普通にコメディで面白い。

 

あらすじは、

 

ある町に中央政府で道徳の権威であるお役人が視察に来る。そのお役人のお眼鏡に適うと、1000万円の補助金がもらえると言うことで、町は歓待一色。

 

主人公の不道徳な男は、このお役人と顔が似ていた。不道徳男はお役人を気絶させ、そのお役人と入れ替わってしまう。

 

不道徳男が道徳の権威として町に降りたって……

 

という話。あらすじだけでも面白そうではないか。

 

最初と最後、三島本人も出演。一見の価値あり。

バクラウ を観た

 

 

 

宮台真司がべた褒めしていた映画。

なるほど、たしかに地域の繋がりはある。法でなく、掟でいきるというのも分かる。

 

面白いかつまらないか、と問われれば面白い。が、なにかが引っかかるのである。シナリオはチープだし、

 

ネタバレ

 

最後にドイツ人が仲間を殺し始めるのも分からないし、「これは始まりだ!」と叫ぶのも分からない。

 

医者がシチューを作っているのも分からない。

 

けっこう分からないことだらけの映画だった。

 

映画のパワーも感じる。こういう映画があっていいし、あるべきであるし、観るべきである。

 

なにか引っかかる、というのが、この映画をお薦めしたい一番大きいところ。

 

観たい映画が決まってなかったら、ぜひ観て欲しい。もちろん、プライムだ。

眼球達磨式 を読んだ

 

 

 

文藝賞受賞作品。私は文藝の方で読んだ。

 

これは視点が新しい、という。というのも、小型ラジコンの魚眼レンズ越しに見る世界を描く。視点が、人間ではなく機械なのだ。

 

その機械が置物の猿などと友達となり……。

 

正直よくわからなかった。

 

もう2回くらい読まないとよくわからないと思う。