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映画 壬生義士伝を観た

 

 

壬生義士伝 [DVD]

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中井貴一が格好いい。役者である。最近役者ではないのものが映画とかに多く出ていて、観ていて萎えるが、この作品は役者がちゃんとそろっていた。

わたしは浅田次郎ファンのくせに、氏の作品の半分も読んではおらず、壬生義士伝も読んでいない。なので、小説と比較することなく、映画作品として楽しませてもらった。

主役は新撰組隊士吉村貫一郎である。前半は明治まで生きた新撰組斉藤一の視点で語られ、後半は盛岡時代の弟子の視点で語られる。

落ちぶれてきた幕府のために忠義を尽くす。観ていてすがすがしい作品であった。なにか時代劇が観たくなった人にはお勧めである。

 

 

壬生義士伝(上)

壬生義士伝(上)

 

 

 

壬生義士伝 (1) (KADOKAWA CHARGE COMICS 20-1)

壬生義士伝 (1) (KADOKAWA CHARGE COMICS 20-1)

 

 

東芝の臨時株主総会に行ってきた!

わたしが大失敗したのはかれこれ93日前であった。

 

yoshinori-hoshi.hatenadiary.jp

 

売らずに持っていて、損失は広がっているのであるが、ここまできたらもうネタである。

 

怒号飛びかう、とかyahooニュースに載っていたが、その通りだった。

なんというか、もう滅茶苦茶である。

特に動議の扱いが酷かった。

動議が出ているにもかかわらず、あの飄々とした社長(綱川社長=議長)は軽くやり過ごす。動議の決を採らない。

あまりの酷さに、議長解任の動議が提出された。さすがにそれは決を採らざるを得ず、議長は動議を取ったが、賛成と反対、両方の声が出た。わたしは明らかに賛成の声のほうが大きかったと思う。なのに、議長は「反対多数で否決です」とさらっと言ってのけた。

株主からは、

株主総会でも不正するのかっ!」

と怒号が飛ぶ。

 

あの綱川社長はよほどの大物か、さもなければキチガイで、反省の色など微塵も見せなかったし、何を言われても他人事のように受け流す。だから、質問で一番多かったのが、「役員の反省の色がまったく見えない」というものだった。

 

たぶん、いや、絶対、反省など微塵もしていないのが露骨に分かった。むしろ、四十人の役員たちは、自分たちは被害者、くらいに思っているのだろう。巨大企業の宿命か。

 

だから、質問にもまともに答えない。リストラ社風の問題を指摘されると、「それは東芝総合人材株式会社が管理しているのでわからない」とか平気で言うのだ。7千億の損失をだして、「内部監査は機能していた。経営判断に誤りはなかった」などといけしゃあしゃあと抜かす。そりゃ、株主もぶち切れる。

 

会場外はマスコミだらけで、四回もインタビューを受けた。そのうちの一回はテレビで、めっちゃカメラに取られた。ダンディズムの実践をしていてよかった。

 

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星新一賞受賞作を読んでみた

hoshiaward.nikkei.co.jp

 

ちょうど去年の今頃、SFにはまっていて、星新一賞でも出そうかと考えていた。結局出さず仕舞いで、久しぶりにサイトをのぞいてみたら、受賞作が発表されていた。しかも、アプリをインストールしたりするのは面倒くさいが、無料で受賞作が読めるので早速大賞を読んでみた。

以下ネタバレ。

実にシンプルで分かりやすい作品だ。製品のレビューを通じて、人類の衰退が描かれている。そして、最後にどんでん返しの落ちもついている。わたし的にはあの落ちは蛇足のような気がする。人類が自滅するだけで十分だったのではなかろうか。

それだと、誰が製品のバージョンアップをしているのかとか、矛盾が生じることになる。

うーん、難しい。