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久しぶりに舞城を読んだ

舞城王太郎はかなり好きな作家で、昔からよく読んでいたが、ここ5,6年、全然読んでなく、この前、図書館をぶらついていたら急に目にとまりキミトピアを借りてきた。

好き好き大好き超愛してる。が代表作だと思うが、これはついて行けなかった。熊の場所とかめちゃくちゃ好きで、たぶん文庫で持ってるはずなので読み返したい気分。

キミトピアには7つの短編が収められている。まだ「やさしナリン」しか読んでいない。でも、この作家のパワーを思い出した。返却期限的に全部は読めないかもしれないけど、あと数編は読んでみたい気分である。

 

 

キミトピア

キミトピア

 

 

人はなぜ夢を見るのか?

人はなぜ夢を見るか。海馬が記憶を定着させる課程で大脳新皮質が……、などという回答は、人はなぜ生きるのか、という問いに、心臓が動いているから、という空しい回答と同じだ。なぜ食事をするか? 栄養を取るためというのは空しい回答だ。食事は喜びである。同様に、夢もわたしにとっては一日の楽しみなのである。

とくに、最近面白い夢を見ることが多い。夢は現実で叶えられぬことを睡眠中に体験するのであろうか? 欲望の発露なのであろうか? 違うと思う。

古来より、夢は神のお告げと言われている。わたしはあまり神は信じていないので神のお告げとは思わない。では、無意識の警告なのだろうか? 未来の知らせか? 現実の疑似体験か?

これらの考えもわたしは採用しない。なぜなら、これらは現実を主として、夢を従として扱っている。夢は現実の従属物ではない。無理矢理分類するならば、旅行とか祭りとか、そういった非日常と夢は近いと思う。

いや、旅行や祭りよりも、もっと独立した存在である。だからわたしは、夢を現実とは別に楽しんでいる。夢の意味を調べたりするのももうやめた。一日の最後にとても楽しいことが待っているのは、幸せなことである。

ちなみに、昨晩は高いところから滑り落ちる夢を見た。怪我をした感覚はないのであるが、トラウザーズの膝から下が血まみれになってしまった。その時着ていたはお気に入りのREDAのスーツで、ぐっちょちと血が染み込んでいるのを見て、「これ落ちるかな?」とそればかり心配していた。

酒で晴らした憂さは、後から倍返し? はわたしだけか?

お題「これって私だけ?」

 

酒は憂さ晴らしにいいかもしれないが、その分後からつけが回るような気がする。

というのも、ここ数日晩酌をしてなかったら、なんとなく気分が晴れやかになった。日常の苦悩が減ったわけではない。問題は相変わらず山積している。

栄養ドリンクを飲んで元気を回復すると、あとからどっと疲れが押し寄せる、といったような話を聞いたことはないだろうか?

酒もそれと同じで、飲んでいるときは確かに憂さが晴れるのであるが、その憂鬱は消えてなくなったわけではなく、いっとき見えなくなっただけで、酔いが醒めると同時に再び現れる。それも、ちょっと力を増して。

その原因は酒を飲まないで寝た方が眠りの質が良いからだと思う。酒を飲んで寝ると、夢も支離滅裂になることが多い。何を見たか忘れてしまうことも多い。酒は確かに美味い。でも、毎日は飲まない方が良いかもしれない。

ところで、最近夢を見るのが楽しみになっている。その話は次回したい。