Yoshinori Hoshi Official blog

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログです。映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係など、思うところをほぼ毎日更新! 現在35日チャレンジ中! 火曜 文具  水曜 食い物  木曜 小説  金曜 映像 土曜 お題  日曜 政治社会  月曜 ダンディズムで更新!

木曜小説 力道山の弟 宮本輝 感想 レビュー

 

 ↑これに収録されている。


宮本輝の名前はよく知っている。芥川賞の選考委員も務められていた。しかし、その作品は読んだことがなかった。今回初めて読んだ感想は、滅茶苦茶面白い。おそらく30枚くらいの短編なのに、ストーリーが凝っていて、登場人物もいきいきしていて、これぞ小説、と行った具合だ。

力動粉末、というなぞの物体から始まる。フラッシュフォワードの技巧を使っている。力道山の弟を名乗る大道芸人が、父親が世話をしていて娘と不倫して、その娘が子どもを産むのであるが、父親も事業が失敗したりしていろいろ苦しむ。戦後一時期の亭主関白ぶりを遺憾なく発揮するし、母親も当時の雰囲気を背負っている。雀荘という舞台も味がある。

並の作家ならば力道山の弟を思いついただけで満足してしまいそうであるが、本作品はそれを限界まで上手く調理して、作品としてまとまりのよい料理として昇華した。そんな感じだ。

直接食い物の話ではないが、昔はソフトバンクが食い物の無料券を配っていた。

ソフトバンクのクーポンが昔はファミチキとか、吉野家とか、31アイスだったりしたのに、最近はユニクロになってしまった。ファミチキとか吉野家も31も普段いかない。ただだからもらいに行って、久しぶりに食うと美味かったりして、ちょっとした楽しみになっていた。

ユニクロクーポンはそもそも必要もないのにユニクロ行かないのでクーポンをもらってもあまり楽しみがない。食い物のいいところは食うとなくなるところである。ユニクロがどれほど安くても、買うと残る。捨てるのは惜しいし環境にも悪い。とすると、やはり食ってなくなる食い物にしてくれた方が自分としては嬉しいのであるがいかがだろうか。

31などの高いアイスでなくてもいい。mowでかなり嬉しいのであるが。

 

昔の投稿を見たら、普通にアイスを配っていた。

 

yoshinori-hoshi.hatenadiary.jp

ヘリオスの万年筆がぶっ壊れた

火曜は文具。

ビンテージ万年筆が好きで何本か持っている。

中でもヘリオスの万年筆はお気に入りだった。美しいのだ。見る角度によってその表情を変え、探せば奥に宝石を見出す。おそらく、わたしが持っている万年筆でもっとも美しい。写真では伝わらないのが残念であるがこんな感じ。

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目一杯オーバーで撮ると。

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やはり、ビンテージモノはぬくもりが違う。

で、久しぶりにインクを入れようとしたら全然入らない。

もしやと思って分解してみると…………

 

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ゴムが逝っちゃっていた。ゴムが板バネや内側に張り付いて、とれない。

泣きである。

内蔵ボロボロな感じ。

直すのも面倒だしつけペンにしようか。

 

 こんなんで直せるかなぁ。

シリコンチューブ 4mm×6mm MGJG-4.0

シリコンチューブ 4mm×6mm MGJG-4.0

 

 

月曜日はダンディズムにしよう。落合先生のツィード

新たな30日チャレンジ、ならぬ35日チャレンジ。

曜日ごとに決めたテーマで書く。

火曜から始めるというなんともきりが悪い始め方だったが、これでそろった。

 

火曜 文具

水曜 食い物系

木曜 小説系

金曜 映像系

土曜 お題

日曜 政治社会系

月曜 ダンディズム系

 

うーん、火曜始まりというのが……、ま、しょうがない。

30日だときりが悪いので、35日。5週間である。

 

ツイードが欲しいと思って落合さんの本を読み返していたら、ふと表紙が気になった。

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この二冊。お洒落の定番の表紙のコーディネートを、私の愛するモノで着ているではないか。

ちなみに、お洒落の定番の著者近影では、私の愛するモノの表紙の写真が使われている。

お洒落の定番は2002年7月。私の愛するモノは2007年4月が初版である。先生は2006年にお亡くなりになったので、愛するモノは死後の出版である。

おそらく、近影に使うくらいだから、このツイードはかなり気に入っていたと思われる。

このツイードスーツはマリオ・ベコラ製である。

 

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お洒落の定番で紹介されている。ちなみに、この写真に刺さっているチーフも上記二冊の表紙と同じチーフだ。

わたしがこのツイードに注目する理由は、ツイードにして、実に抑制的だからである。ツイードジャケットを作ろうとしたら、なんとなく着回しをしたくなって、ポケットをパッチポケットにしたり、ボタンを革ボタンにしたり、タブカラーにしてみたり、色々したくなりそうなところ、これは完全にスーツとして作られている。ボタンは生地に沈んでるし、セットインポケットであるし、生地の質感を除けば完全にスーツだ。

そして、もう一度私の愛するモノの表紙をご覧戴きたい。

実に微妙なバランスを保った服装だ。これ以上傾いたら派手になる。逆に傾けば野暮になる。スーツ、チーフ、タイを同系色でまとめ、ブルーのシャツを差し色にしている。

派手と野暮の均衡点に、ダンディズムがあることをよく示した一枚だろう。

 

落合正勝 私の愛するモノ、こだわるモノ。

落合正勝 私の愛するモノ、こだわるモノ。

 

 

 

男の服装お洒落の定番

男の服装お洒落の定番

 

 

 

日曜日は政治経済とか人間関係とか 平等ということについて

日本は先進国基準から見て男女不平等である。

「生まれる」「忘年会が…」 離婚へ向かう怒りの始まり:朝日新聞デジタル

 

こんなような記事が出ていた。

男は一日中仕事ができていい。女は出産すると育児をしなければならず不公平だ。

確かにその通りだと思う。わたしも女の立場に立ったら耐えられないと思う。

ただ、耐えられるか耐えられないかは社会環境に依拠するところが大きく、不平等だから不幸という単純な問題ではない。

ジョン・ロールズは無知のベールという思考実験で、自分がその環境に生まれたとき、それに耐えられるかどうかを平等の基準にした。

しかし、これには無理があった。アフリカの戦乱地域に生まれたことを想像することは人道支援的な観点からはいいかもしれないが、目の前の政治からはかけ離れてしまう。ぶっちゃけ、人間だけを想定するのはそれはそれで不平等で、犬は、鳥は、蚊は、ゴキブリは、などと平等の範囲を広げていくと、バカみたいな思考実験になってしまう。

たとえば、いまの人たちは江戸時代の保健衛生には耐えられないと思う(肉体的にではなく精神的にだ)。しかし、江戸時代の人たちにとって、それは当たり前であった。耐えるとか耐えぬとかの問題ですらない。

イナゴを毎日食う習慣の人は、イナゴを食うことに抵抗を感じない。

社内旅行とかで、イナゴの佃煮が出て、もし食べることを強要したら、間違いなくパワハラモラハラに該当するだろう。

トッド氏が挙げる現代の混乱の原因の一つに、女性の進出がある。いままで男性しかしなかったことを女性がするようになる。そのことが社会的アノミーの原因のひとつであると。つまり、いまは過渡期だ。

だから、上記の記事のようないざこざが起きると考えられる。

平等のパラドクスというのがある。人は平等に近づけば近づくほど小さな不平等が目につく。

 

 

 

 

正義論

正義論

 

 

土曜はお題 今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

 

祖父はまだ生きていている。だが、ボケている。ボケていて同じ話を永遠に繰り返す。それは、戦争中の話だ。戦争中の話はかなり憶えていて、最初から最後まで話すと一時間以上掛かる。それを、起きている間中永遠と繰り返す。

家族たちはみんな嫌になってろくに聞かないのであるが、わたしは暇だったと言うこともあり、その話を聞きながら、さらに、根掘り葉掘り質問攻めした。すると、いままで出てこなかった話が次々と出てきて、小説のネタに窮していたから助かった。祖父の話は詳細なメモを取っている。あと二三回取材を試みれば、中編一冊くらい書けそうである。

金曜は映像 マンマ・ミーア! 感想 レビュー

 

マンマ・ミーア!(字幕版)

マンマ・ミーア!(字幕版)

 

 

マンマ・ミーアは直訳するとイタリア語で「私の母」であるが、オー・マイ・ゴットと同じ意味らしい。「なんてこった」という意味。

映画は面白い。アマンダが良い味を出している。アマンダの作品が見たくて、ついついTIMEをまた見てしまった。

改めて観たがTIMEは傑作である。

さて、マンマ・ミーア!であるが、話の内容は大したことない。アマンダの母親があばずれで、やりまくった挙げ句にアマンダができたので、父親候補が三人いるというはなし。その三人をアマンダは結婚式に呼んで、本物のパパとバージンロードを歩くというなんとも悪趣味な話である。ちなみに、パパ候補の一人は元007である。

目も当てられぬ筋書きだが、映画はハッピーで明るい感じに仕上がっている。ミュージカルなので音楽も楽しめる。お勧めだ。

ちなみに、マンマ・ミーアの続編が公開中である。アマンダの母親が三人とやりまくった過去が舞台のようだ。面白そうだが映画館で観る気はしない。彼女と一緒に観るとかなら楽しそうだが、おっさんがひとりで観る映画ではないだろう。おとなしくプライムになるのを待つのみ。

 

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー

www.mammamiamovie.jp