海、膿、双方とも「うみ」と読む。海と膿では大違いである。
さて、語源はどのようになっているのか。
海の語源は二つあり、溟(めい)に母音のuがついてumeiがつまってumiになったという説。
もう一つは「う」=大 「み」=水 説。
膿は「熟む」の連用形名詞。
結論。海と膿は何の関係もなかった。
以上は辞書を調べた限りの語源だ。
ここからはわたしの憶測。
膿は熟みであり、熟む、生む、産む、膿むは同語源だ。「うむ」とは何かが生成されることを言う。
とすると、海は母なる海とか言うし、生命の源とか言う。すると、海も何かを生成する場所で、「生み、熟み、産み、膿み」に通じるものがあるのではないか?