久しぶりに静かに面白い映画を観た。樹木希林は名優である。黒木華は二十歳の役で出てるときはあまり可愛くないが、四十歳の役の時には実に美しい。この人も日本映画界になくてはならぬ女優であろう。
この映画は茶道を知っていたら、もっと楽しめたと思う。
わたしは書をやっているので掛け軸が楽しかった。読めないのも幾つかあったが、頑張って解読してみた。
薫風自南来
葉々起清風?
風
清流無間断
掬水月在手
松無古今色
春入千林處處花
梅花薫徹三千界
水自竹辺流出冷
清風萬里秋
瀧
だるまの絵
不苦者有智
聴雨
松無古今色
水自竹辺流出冷
以外はどうにか解読できた。
解読できないのは京呉服のきたむらさんのブログを参考にさせていただいた。
というか、これをみると、どこに出てきたの? っていう掛け軸も載っている。
とにかく、久々に良質な邦画を観た気がした。お薦めである。
こちらが原作。これも読んでみたい。