わたしは極めていい子なので間違いなくサンタは来るであろう。
楽しみである。
さて、最近、学んだことをいちいち書き留めている。そして、それを発信するのがいい、ということも学んだので発信しようと思う。
ほぐす、解す、と書く。糸をほぐす、肩こりをほぐす、のように使う。固まったものをばらばらに柔らかくする感じだ。大江は学んだことを理解するためには、学びほぐす、必要があると言っていた。
他にも、読書の再読のススメということを言っていた。一回目は手ぶらで読むわけであるが、二回目は海図を持った状態で読める。再読、なかなか使えそうである。
【大江健三郎】どんな『言葉』と歩んできたか《学問ノススメ》vol 335 - YouTube
佐藤優氏の話も興味深かった。徴用工問題で韓国が日韓基本条約を反故にしようとしていて、われわれは当然けしからんと思う。しかし、日韓基本条約が結ばれた1965年というのは日本と韓国の国力の差は40対1くらいだった。日韓基本条約が不平等条約かどうかは置いておき、韓国人の目から見ると、40:1の国力差で結ばされた条約で、不平等条約と映るという。日本人から言わせれば迷惑千万な話である。
さらに興味深かったのは辺野古埋め立て問題。佐藤氏の見立てでは、米軍は本気で辺野古に基地が欲しいとは思っていない。むしろ、官邸があの場に基地をほしがっている。というのも、トランプ、韓国、北朝鮮、が手を結んだ場合、日本は独自防衛が必要である。是が非でも空母が着岸出来る基地が欲しい。
しかし、沖縄県民が反対している。しかし、沖縄の民意は日本全体から見たら1%であり、自民党はどんなに頑張っても沖縄の選挙で勝てないのならば、日本全体の利益のために沖縄の民意は損切りする、そういった無意識の意志が働いているのではないかという。まさに、民主制の問題点が現れている。
最新ニュース速報 佐藤優 2018年12月7日 - YouTube
平野啓一郎の話も面白かった。以前TEDを貼り付けたが、そのバックボーンとなる思想を語ってくれていた。
yoshinori-hoshi.hatenadiary.jp
individualという単語がある。divideは分離するという意味で、それに否定語のinがついて、分離できない、個人、という意味になる。しかし、平野啓一郎は本当は個人などは存在しなく、人は時と場合によって様々な個性を併存させているのではないか、という仮説に立つ。自分が好きとは、複数ある自己のなかで、好きな自己を選ぶという行為だというのだ。
ただ、わたしがここで問題に思ったのは、併存する自己を認識する個体は果たして複数なのか単数なのかという問題である。人間は難しい。
【平野啓一郎】作家が描く近未来の『地球』《学問ノススメ》vol 179 - YouTube