ペンの光 2017年1月号より
向井去来の句である。
もともとは、
木枯らしの地まで落とさぬ時雨かな
であったが、芭蕉に添削されて、
地にも落とさぬ
に変わったという。
このサイトに詳しく書いてあった。
凩の地にもおとさぬしぐれ哉(去来): 古典・詩歌鑑賞(ときどき京都のことも)
地まで、だと時雨が縦方向にしか表現されていないが、
地にも、とすることで、時雨が空間を飛び回るイメージが与えられるという。
面白い指摘である。わたしも芭蕉に句を習いたくなった。
楷書で書くとこう。
ペンはモンブラン12
インクは色雫紺碧。紺碧と前回のuni-boll AIRの青、実によく似ている。