あそびであるが、軍事力検定なるものがあったので受けてみた。基本的な問題なのでマニアックじゃない人も楽しめる。
軍事学検定 400万問!検定(クイズ)日本最大の「けんてーごっこ
最近読んだ本で、「太平洋戦争こうすれば勝てた」というのがあった。歴史には無数のifが存在する。それを検証していくのだ。
まず最初に、太平洋戦争での「勝てた」の「勝つ」を定義する。戦争での勝利とは戦争目的を達成することにある。戦闘での勝利と戦争の勝利はまるで違う。もしかりに、太平洋戦争の戦争目的が、「欧米諸国からのアジアの解放」であったならば、日本は戦争目的を達成できており、太平洋戦争に勝利したことになった。
さて、戦争目的の達成こそ戦争を行う理由だとすると、アメリカのイラク侵攻はどのような戦争目的があったのか。オバマのアフガン増兵は?
第二次大戦のころと比べて、最近はめっきり兵隊の数が減った。アメリカでは貧乏人が軍に行き、上流階級は兵役に就かない。身内に軍人もいない。人民と軍隊との乖離が先進国では起こっている。
すると、議会は人民の意向を無視して戦争を始められる。さて、そこに国家的な戦争目的は存在するのだろうか。最近のアメリカの軍事行動を観ていると、国家的というよりも、個人的、もしくは政治家的な戦争目的によって戦争を起こしているように見える。