東京は昨日も100人近い感染者を出した。
ある情報筋に寄ると、月曜日、緊急事態宣言の発令に合わせ東京もロックダウンとなるという。
今や、東京は死の町である。
ロンドンやイタリアやパリのように、道ばたには警官しかいない。
そんな光景を思い浮かべながら、いざ東京上野に乗り込んでみると、…………
ん? なんかいつもと変わらないぞ。
ちなみに今回もペンタックスK-7
アメ横もご覧の通り。
アメ横名物、ガード下の昼間飲みも健在。
うーん、人が少ないと言われればそうかもしれないが、平日の真っ昼間なので、こんなもんちゃ、こんなもんなような気もする。
さて、続いて秋葉原。
店はいつも通り開いていた。
メイドさんも普通に営業中。
というわけで、ぺんぺん草も生えていない東京、コロナで恐れおののいている東京を想像して行ったら、いつもと変わらずで逆に驚いた。
きっと、コロナを知らないで秋葉原に降り立った宇宙人は、「今年は花粉がひどいのかな?」程度の印象しか受けないだろう。
しかし、東京に店を構える友人の話では、人通りが全然違う、とのことである。毎日いる人間と、私のようにたまに東京に出る人間では感覚が違うのだろう。
ネット空間の言論では、「恐るべし、コロナ!」であるが、実際の東京は、一人一人が恐れているかどうかは別として、呑気であった。途中寄った喫茶店も、いつも通り人がいた。
数は少ないが外国人観光客らしき人たちも買い物を両手に抱えていたし、秋葉にしろアメ横にしろ、いつもいる人たちが今日もいる、という感じか。中国語も結構聞こえてきたが、さすがに以前よりは少なかった。
小池さんがムキになるのも分かる気がする。これだけ世界が騒いでいて、オリンピックも中止にしたのに、この平穏では示しがつかない。ロックダウンは秒読みである。