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杉田水脈議員の「生産性がない」論文に関する感想。

Skeltia_vergber on the Web : 杉田水脈著『「LGBT」支援の度が過ぎる』を全文書き起こす(転載歓迎)

 

杉田さんは全文を読めば趣旨が違うことがわかる、という。全文を読んだ感想を言わせてもらうと、論文の主旨は、生産性云々、の話ではないが、書かなくてもいいことを書いたという感じ。この生産性の段落がなくても、この論文は微塵も趣旨がかわらない。むしろ、趣旨が明らかになる。

 

本人は、ゲイとかレズとかには生産性がないので税金の投入はすべきでない、と間違いなく信じている。だから、それを直球で書いて批判されるならともかく、話のおまけでくっつけたのが非難されたので不本意なのだろう。

 

論文の主旨は、

LGBTなどという多様性を認めてしまうと、犬と結婚させろとか、ロボットとの結婚を認めろ、とか際限がなくなる。そういう国は嫌なので、まずは、LGBTからそんな権利を公認するのはよせ。

日本は欧米と違いすでにLGBTの存在は黙認されていて、欧米的は迫害は存在しない。故に、ピーチク騒ぐのは下策。

みたいな感じだ。

正直、子供らしい純粋な論文だ。いちいち目くじらを立てるほどのことはないと思うし、こういう率直な感覚をもった議員が、後先考えずに思ったことを発表する。そのこと自体をとがめるべきではない。

 

新潮45 2018年08月号

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