なかなか面白い痛快アクションサスペンス。
ネタバレ有り。
シナリオ的に、オロコフがわざわざ現れて~ のくだりは、ただミッションを困難にしただけ、と指摘されているとおりだと思う。
でも、ああやってミッションを困難にしないと、映画的には面白くない。
女性でもこんなに派手なアクション映画が撮れるのかと感心する。
もともとトムクルーズが起用されていたらしいが、交替したらしい。
トムがやっても面白いかも知れないが、トムのアクションは見慣れているので、この程度では物足りないかも知れない。
ただ、設定が非常にややこしい。最初ソルトはCIAの職員でアメリカの為に働いているのだと思っていたら、実はロシアのスパイでCIAに潜入していた。じゃ、ロシアの為に働くのかと思いきや、ロシアを裏切って世界を核戦争から救う。結局は旦那のことが好きだったらしい。
だったら、旦那に「本当はCIAなの」と秘密を打ち明けずに、「本当はCIAに潜入しているロシアのスパイだけど、どっちもやめるわ」と本音を伝えておけば、こんなことにならなかったのに、などと思ってしまう………………
が、本作はあくまでアクション映画だ。シナリオに突っ込むのは大概にして、アクションを大いに楽しもうではないか。