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小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

埼玉文学賞2019受賞作 ツクモの家 を読んだ。

www.saitama-np.co.jp

 

2019年はまだLGBTが流行っていた年だろうか? LGBTネタの小説は有り余るほどあり、普通の人間が出てくる小説よりも多いくらいである。

 

これは、ただLGBTではなく、さらに、捨て子、という設定も入れている。主人公はLGBTなので、必然的にそのパートナーもLGBT

 

主人公のパートナーは元捨て子であった。

 

女と女、なので、子どもが出来ない。

 

ある日主人公の家の前に赤子が捨てられる。その赤子を警察に届けないで育てるという、ちょっと異様な話だ。

 

しかし、すぐに赤子を捨てた親がやって来て、返す。

 

そこにはLGBT故の葛藤があり……。

 

という話なのであるが、正直わたしはLGBTがよくわからない。

 

つい先日、アメリカの最高裁で歴史的判決というのが出た。

 

LGBTは性別の問題か、性癖の問題か、というのがある。アメリカでは性別による差別が禁止されている。

 

故に、LGBTを理由に解雇するには、それを性癖であると証明しなければならない。

 

最高裁の判決は画期的で、

 

「仮に男が女を好きになる、女が男を好きになる、場合は問題がない。男が男を好きになるというのは、男が男である故に生じる問題である。すなわち、男という性別が問題とされるので、これは性別の問題である」

 

見たいな感じだと聞いている。

 

確かに、性別という前提がない限り、ゲイもレズもない。

 

さて、文学はいつまでLGBTを扱うのだろうか。また、LGBTはいつまで読者の関心をひくことができるのだろうか。