文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 

硯の魔力 石の魅力

魅力という言葉は石のためにあるのかもしれない。

 

硯は眺めているだけでもいい。そんな魅力的な硯に使われる石の種類。これがまた無数に存在する。そして、硯の形も無数に存在する。集めても集めきれるようなものではない。

 

だが、巨大なものはともかく、手のひらに載るような硯であれば、場所もさほど取らないし、財布にも比較的優しいので、いいなぁ、と思うと買ってしまう。明らかに、石に魅入られているのだ。

 

宝石、という言葉は、宝の石なのか、石が宝なのか、よくわからない。人は昔から宝石に魅せられている。

 

また、神社のご神体も石だったりする。パワーストーンなるものも売られている。おそらく、石にはなにか神秘的な力が宿るのだろう。実際になにか宿るのか、それとも錯覚なのかどうかわからないが、人間が石を大切に思ってきたのは間違いない。

 

硯に造形美があるかと言われれば、一応あると思うのであるが、それよりも、石という所に魅力があるのだ。

 

石の魅力とはなんだろうか? あの重さか、手触りか、冷たさか、堅さだろうか?

 

硯を買って、一回も使わないという人は結構いるようだ。だが、その気持ちはよくわかる。喩え墨を磨らなくとも、触って眺めるだけで、硯は充分に人の癒やしに役立っていると思う。

 

ストーンセラピーである。