コロナよりも餅を喉に詰まらせて死ぬほうが多い、と小林よしのりのブログに書いてあったので、調べたら、1月だけで1300人死んだらしい。
コロナも落ち着いてきたし、ぼちぼち緩和政策に舵を切らないと。
と本心では思いつつ現実世界では周りの空気を乱さないようにコロナ怖いを唱えてるわたしである。
小林よしのりに言わせると、政府の言うことを素直にきいて自粛しているのは家畜でパチンコやに行くのは依存症らしい。
家畜と依存症なら、まだ依存症の方が人間に近いと。
わたしは見事なまでに家畜なので、土日はずっと家にいた。ステイアットホームである。家畜とは失礼な。模範的小市民と呼んでいただきたい。
さて、土日で何をしたかというと、ずっと空飛ぶ広報室を観ていた。
なぜかはてなのAmazon商品紹介に表示されないのであるが、いまプライムで観られる。
なんとアマゾンレビューで五つ星の作品である。ざっとレビューに目を通したら、名作の呼び声が高かった。
まぁ、面白っちゃ面白い。役者もいいし、シナリオもいい。ただ、後半になると三分に一回は誰かが泣き始めて辛気くさいドラマになる。
本作品の見所。記者の新垣は最初「自衛隊は人を殺すために訓練しているガイキチ集団」と認識している。しかし、航空自衛隊広報室の面々と接し、様々な自衛隊の隊員達と接するうちに、自衛隊員は人々を守るために、自らの危険も顧みずに働く立派な人たち、と認識を改める。
身も蓋もない言い方をすれば、この上ない自衛隊のプロパガンダドラマである。
プロパガンダだから悪いというつもりは毛頭ない。ただ、このプロパガンダでいいかどうかを問いたい。
新垣は「人殺しの訓練をしているの番組など作りたくない」という。
すると、綾野がぶち切れて、
「人を殺したいなどと思ったことは一度もない!」
という。
しかし、いざ戦争となった場合、喜び勇んで敵を殺しまくれる軍隊の方が強いのではなかろうか?
人殺しの訓練をしていると言われて怒るのはお門違いなのではないだろうか?
という捻くれた疑問を感じた。
あと、原作がそうなっているらしいのだが、3.11がどうも唐突に思えて仕方がない。もっと唐突なのはブルーが帰ってきたのに合わせて、新垣と綾野の恋が復活するところだ。
ちょっと無理繰りすぎる。
という捻くれた見方をしなければ、本作品は実に楽しめる作品だと思う。