ペンの光 2017年7月号より
白河院の歌である。意味は、
庭の地面を照らしていた月の光も、届かないくらい草木が茂ってきた。木々に葉がたんまり付いてきた。
といったところか。
味わいは、草木が茂る様子を、夏の影、と詠んでいるところではないだろうか。本来、影は草木によって「庭のおも」に生じたものである。しかし、そこに影を見出さず、その影を生じさせている張本人こそを影と呼ぶ。このセンスはさすがである。
この歌はリコリスで記している。なかなか色と歌があっているような気がするのであるが。
リコリスの記事はこちら↓
ルビナート リコリス を入れてみた。 - 文学・文具・文化 趣味に死す!
楷書で書くとこうなる。
ペンはモンブランの146。146とリコリスもあっているような気がする。

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