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なぜ慰安婦像を廃止に追い込んだ堀田修司氏を誰も擁護しないのだ

今日のニュースなので知り渡っている思うが、「慰安婦像を撤去しなければガソリン携行缶を持って参上つかまつる」と脅迫したとのかどで堀田修司氏が逮捕された。

 

脅迫ファクスで男逮捕=少女像めぐり業務妨害容疑-愛知県警:時事ドットコム

 

あれだけネット世論では「慰安婦像の展示許すまじ」の書き込みが溢れていたから、さぞや、多くのものが堀田氏を称賛するかと思いきや、手のひらを返したように「脅迫はいかん」「捕まってよかった」などの書き込みがほとんどであった。

 

これは論理矛盾ではなかろうか。慰安婦像の撤去を望むのであれば、その実現を果たした堀田氏の行動は望ましいものではなかったのではないか。

 

脅迫という手段が駄目だというのだろうか? では、どんな方法があったというのか。仮に、本当にガソリンを撒いて市民が100人死んだ、とかなら、いくら撤去させるという目的が善だとしても、やり過ぎである、という論はなりたつ。だが、堀田氏は誰一人傷つけていない。

 

(ガソリンというのが京アニの惨事を彷彿させる点、世論の支持を得られなかった主因である)

 

一昨日は広島に原爆、明日は長崎に原爆。広島で14万人、長崎で7万人、合計21万人もの普通の市民が虐殺された。こういうのをやり過ぎ、というのである。仮に戦争を終わらすのが正しいとアメリカ人が信じていたとしてもだ。

 

堀田氏も芸術で対抗すればよかったのかも知れない。

 

慰安婦像 撤去せぬならガソリンを 撒きてしやまぬ 大和魂

 

われながら慰安婦像なみのセンスのなさであるが、こんな風にすればこれは芸術であり、表現の自由の範疇なので、警察が動くようなことがあればペンクラブが護ってくれるはずである。

 

ちなみに、三島はテロを是認すると公言している。認めなければ自身の行動を認めないことになるからである。