椅子がめっちゃ欲しいという話を先日した。
椅子が欲しい今日この頃。 - 文学・文具・文化 趣味に死す!
さっそく近所の図書館で椅子に関する書物を爆借りしてきた。
初めて知ったが、GE270とかNV45とか、そういった名作家具はリプロダクト品というのが出回っている。
またの名をジェネリック製品という。薬みたいではないか。
正しくそうなのだ。薬と同じく、意匠権が切れたデザイナーの作品を安く中国なので作っているのである。
一番わかりやすいのがイームズシェルチェアなどで、正規品は6万近くするが、リプロダクト品ならば2000円ぽっちで買える。
↓こっちが正規品らしい。お値段63,720円なり。
あるサイトに書いてあったが、イームズ夫妻はこの椅子を安価に大量生産できるもの、としてデザインしたらしい。その理念を体現しているのはむしろリプロダクト品であり、リプロダクト品の方こそ作家の思想理念を体現している製品と言える、かも知れない。
さて、正規品やヴィンテージ品は阿呆が3つ付くくらい高いことが分かったので、北欧デザイナー家具を買うならばリプロダクト品しかない訳であるが、リプロダクト品はそれこそ、ピンキリとのこと。
日本人はプライドが高いのかなんだか分からないが、あまりリプロダクト品をつくらない。いや、むしろ作家に経緯を表するならば、リプロダクト品を堂々と作って販売すればいいはずであるのに。
ニトリとかカリモクとか、フィン・ユールのNV45とか、作って売ってくれないだろうか。
椅子はさすがに通販で買う気にならない。座ってみてからでなければ買えない。家具屋に行きたい今日この頃なのであるが、忙しくてなかなかいけない。
↓この表紙の椅子がNV45

フィン・ユールの世界―北欧デザインの巨匠 (コロナ・ブックス 167)
- 作者: 織田憲嗣
- 出版社/メーカー: 平凡社
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