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トランス・ワールド 感想 レビュー

 

トランス・ワールド(字幕版)
 

 

不思議な映画であった。文化祭ノリの映画。しかし、役者はそれなりの人が出ている。相当カネをかけていない。

 

こういう映画が好きな人は面白いと思うが、好きじゃない人は「時間返せ」とキレそう。

 

この映画だけはネタバレすると全く面白くないので、ネタバレ要注意です。

 

ネタばらしすると、森の中の小屋に三人が迷い込む。その三人は別々の場所から、別々の時代から迷い込む。一人が1960年代。もう一人が1985年。もう一人が2010年。

 

勘のいい人なら気づいたかも知れないが、この三人、おばあちゃん、お母さん、子、という設定。みんな三十才前後だから、最初は気がつかない。だけど、だんだんおかしいぞ? ということになり、極めつけはおばあちゃんのお父さんが現れ解明。

 

曾お爺ちゃんを助ければ、今の恵まれない環境が変わるかも! ということで、曾お爺ちゃんを助けるという話。

 

こういう時空ものに細かい突っ込みは入れまい。

 

このブログ的に気になったのは、半世紀前も今も、全然変わってないと言うこと。60年代のおばあちゃんが着ているトレンチコートなんて、現代人も普通に着てる。

 

逆に、60年代の人から観て、2010年代のひとのジーパン&ネルシャツ姿も普通に映る。

 

1985年のパンクロッカーっぽい女だけ、異様にダサいわけである。

 

ここから得られる結論は、やはりクラシック、定番(グーグルに「定番 英語」とたたき込むとClassicと出る)は時代を問わずに通用すると言うことだ。逆に、いまの流行廃りは、1985年の当時は最新でイカしているかも知れないが、時の流れには耐えられないと言うことである。