知り合いと車に乗っていてゾゾの社長の話になった。
「ゾゾの社長名前なんていったっけ? マエゾノさん?」
わたし答えて曰く、
「いや、ちがうよ、ゾゾだけどマエゾノじゃない。マエはあってるけど、そんな名前じゃなかった」
「彼女の方はゴーリキだ」
「そういやぁ、ゴーリキって小説家いたよね」
「そんなやついるんだ?」
「たしか、外套って小説書いてた」
ここで助手席乗っているわたしは外套をスマホで調べる。
「あ、間違えた。ゴーゴリだった」
「ゴリオ爺さんって小説あったよね」
これも調べる。
「そりゃバルサックだ」
結局、ゴーリキ 小説家 で検索。
「ああ、ゴーリキーだ」
と、ゴーリキーの作品を見てみたが、知っているのはひとつもなかった。
で、結局、ゾゾの社長の話は流れた。
今調べた。マエザワさんだった。