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アメリカン・スナイパー を観た。感想。レビュー

 

 

まだTSUTAYAにDVDを借りに行っていたころ、この作品がずらりと棚一面を埋め尽くしていたのを覚えている。

 

当時、かなり話題になった作品である。

 

クリントイーストウッドらしく、実話を扱っている。米国史上最多の160キルを達成したクリス・カイルの話。

 

いかねたバレ

 

イーストウッドはこの作品のためにクリス本人を取材している。ということは、作品を作ろうと考えていた頃、まだクリスは生きていたと言うことだ。

 

日本とアメリカは似通っているが、最も違う点はやはり「これ」ではなかろうか。

わたしはこの映画こそ、日本とアメリカの違いを浮き彫りにしていると思う。

 

賛否両論あるとは言え、アメリカではクリス・カイルは英雄である。紛れもなく祖国のために戦って、祖国のために敵を殺して味方を救った。

 

日本にはこのタイプの英雄は現れない。このタイプの英雄モデルが存在しないと言うことは国民国家にとってどのような影響を与えるのか。

 

アメリカン・スナイパーのジャケットには星条旗が靡いている。おそらく、国民国家にとって、国民が国家を意識する、認識する役割を、クリス・カイルは果たしている。

 

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レガタムランキングでもソーシャルキャピタルのランキングが、日本が99位に対して、アメリカは6位である。

 

日本という国を統合する象徴は最早天皇しか残っていないのではなかろうか。

 

こちらも併せて見て欲しい。

アメリカという国が兵士に対してどのように振る舞うかの一端が分かる。

テイキング・チャンス 映画感想レビュー - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

 

 

 

アメリカン・スナイパー (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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