文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

たのしみは雪降るよさり酒の糟あぶりて食ひて火にあたる時

以前、橘曙覧の独楽吟を紹介した。

 

かな書 楽しみは湯沸かし湯沸かし埋火を中にさしおきて人と語るとき - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

その独楽吟のなかに、以下のような歌がある。

 

たのしみは雪降るよさり酒の糟あぶりて食ひて火にあたる時

 

「よさり」とは夜になった頃の意味。

 

歌の意味は、いちいち説明するまでもないかもしれないが、

 

「雪の降る夜は酒粕を炙って食べて火鉢に当たる。幸せだなぁ」

 

というわけで、酒粕を炙って食ってみた。

本当に炙って食うだけである。

どのレシピを見ても、炙るだけ、焼くだけ、であった。

 

最初はフォークに刺して炙ったが、そのうち面倒臭くなってフライパンで焼いた。

 

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塩、醤油、砂糖醤油などで試してみたが、

 

「ぜんぜん楽しくなかった」

 

炙るだけなので、失敗したわけでもないだろうが、全く美味くない。

 

たのしみは雪降るよさり酒の糟あぶりて食ひて火にあたる時

 

なるほど。火鉢がないからダメだったのだ。火鉢があれば、楽しかったかもしれない。

 

 

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