ペンの光 2016年4月号の課題。
むらぎもの心楽しも春の日に鳥の群がり遊ぶを見れば
良寛の作である。
むらぎもの心楽しも春の日に鳥の群れつつ遊ぶを見れば
というのもあった。
群がって遊んでいるのと、群れつつ遊んでいるのではちょっとイメージが違う。
「むらぎもの」は心にかかる枕詞である。内蔵のことである。
「むらぎも」と「むらがり」をかけているのであろう。
昔の人は黙読はしない。常に音読である。
口に出すと、むらぎもと群がりの呼応が気持ちいい。
楷書で書くとこうなる。uni-boll AIR 0.7ミリボールを使用。
このペンはかなり独特である。書き心地はいい。ふわふわな書き心地。ほとんど筆圧をかけずにかける。
ただちょっと太字なので、書くところを選ぶ。