昨日は一日中確定申告と格闘していた。前に税務署に行ったらディズニーランドよろしく120分待ちで、隣で座っていたおじさんが「この国の税制は破綻している!」と息巻いていたがよくわかる。ちょっと複雑すぎて、普通の人が普通に税金を払うのが難しい。
さて、セッション。
前から気になっていた映画で、プライムになっていたので早速観た。期待を裏切らないおもしろさ。アクションシーンもサスペンスシーンもなにもないのに、手に汗握る緊張持続させ最後までいく。終わり方も、あれ以外ないというほど秀逸。
ちょっとネタバレ注意
音楽学校で、鬼教授が生徒を虐待する話。しかし、生徒は一流のプレイヤーになるのを夢見ているので、そのしごきに耐えて耐えて耐えまくる。が中には鬱病になって自殺したり、ぶち切れて殴りかかったりする。
殴りかかってきた生徒を退学にしたら、虐待ぶりを訴えられて鬼教授はクビになる。が、鬼教師は陰湿で執念深く今度は訴えた生徒に大恥かかせるべく……。
ハッピーエンドかバッドエンドか、教授は本当にジャズプレイヤーを育てたかったのか、それともただのサディストなのか、最後までわからなかった。人間なんて多面性を持ったふわふわした存在なので、これがこの人、という結論はない。ある人から観れば名教授、ある人から観ればサディスト。
とにかく、おもしろさは折り紙付きだ。