ここのところいい感じで毎朝更新できている。
生活が平穏な証である。いやはや、いつまで続くやらやら。
ネタバレあり
タイトルやジャケットからコメディ映画かと思いきや、さにあらず。かなりシリアスな話である。役者は面白おかしく演じているのでそこまで沈痛ではないが、重たい話であることは間違いない。
史実、ということであるが、なんとも究極の善人ばかりが出てくる。で、最後は農民の機知というよりも、お上のお情けで利息をくれているようなところがある。おそらく、伝馬の負担の重さをお上もわかっていたのかも知れない。
もう一つの見所は、最初はケチで守銭奴だと思われていた浅野屋が、実は宿場のために財産をなげうっていたということ。善人過ぎるのである。それが、藩主に認められて、また酒蔵が栄える、とか、善人の善人による善人のための物語である。