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餅搗き大会。覚え書き。搗く=つく と読む。

 

先日、餅つき大会に行ってきた。餅つきなどする機会がないのでつぶさに観察してきた。いずれ小説の小ネタになるかも知れない。餅つき大会のレポート。

米は炊きあがっていた。大きな釜に湯を沸かして、その上でふかしているようだった。釜は薪で焚いているようだが、竹とかゴミとか色々入れていて、煙がすごい。風下にいると燻製になる。着ていったコートは煙の臭いが染みこんでしまったので洗った。ぼろいのを着ていってよかった。

炊きあがった米は布のようなものにくるまれて臼に入れられる。最初は杵で叩くのではなく杵でこねる。右手と右足が前で、左手が腹の方に持った場合、杵を時計回りに回して捏ねていく。この状態で、半分ほど米を潰すことを「半殺し」という。しかし、これが難しいし疲れるし面倒なので、「四分の一殺し」などにして付いていた。

この捏ねるときに、米が臼から飛び出してしまう。それは、臼の彫りが浅いためだという。臼の彫りも浅い深いがあるようだ。飛び出した米を臼の中に戻したり、手でひっくり返したりするのであるが、炊きたてのために熱い。普通に火傷するらしい。だからというわけではないが、手には水を付けてやる。

半殺しにした米を搗いていくのであるが、最初はゆっくり弱く搗く。しばらくして粘りが出てきたら全力で搗く。杵で米を搗くには色々方法があって、力任せに搗く人もいれば、大きく振りかぶって、杵の自重を使って搗く人もいる。わたし的には自重を使って搗く方が格好良く見えた。

コツがつかめるようになるまで、なかなか真っ直ぐに振り下ろせない。上手く振り下ろすと、パチンといういい音がなる。この音がよく付けているかいないかの目安となるし、開場の盛り上がりになる。

臼の横にいて餅をこね返す人を【捏ね取り】という。後取り。臼取り。とも呼ぶ。

これも色々あって、一振りごとに捏ねるパターンと、二振りに一回捏ねるパターンがある。杵の人と息が合わないと、普通に頭を杵でかち割られる。

重い杵だったらしく、非力な女性では杵を振りかぶること自体が出来なかった。また振り下ろしたとしても狙いが定まらず、臼を破壊したりしていた。

平均的な成人男性が5人ほどいれば、10kg程度の餅を簡単に搗けると思う。

辛みモチ、きなこ、あんこ、の三種類。この中で辛みモチだけはその場で食べないと駄目だという。また、出来立てでないと冷たくて不味い。

余った餅は袋に入れて持ち帰った。モチだけに。

 

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